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2019.03.20

E-0073. X線の透過厚みって何? — MS

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X線の透過厚みって何?

発行:エスオーエル株式会社
http://www.sol-j.co.jp/

連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」
2019年3月20日号 VOL.073

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

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皆様ごきげんよう。営業の佐藤です。


さて、今日はX線の透過力について議論するときに
混乱を呼んでいる「透過厚み」について
お話してみようと思います。


X線CTの原理をを簡単にご説明します。

X線源と検出器があり、
その間に測定物をセットします。

線源からX線を照射すると測定物にいくらか吸収され、
透過したX線が検出器に到達します。

この時、X線がどれくらい吸収されたかで
測定物の厚みがわかります。

この「厚み」というのが厄介で混乱の根源です。


厚みというと一般的な感覚では
3辺のうちの一番小さい辺や奥行のことを
指すことがほとんどの様に思います。

例えばスマートフォンなら画面から背面までの
距離のことが厚みでしょうし、
人間の体で言ったら厚みは
おへそから背中までの距離のことだったりすると思います。

ところが、X線CTは360度の角度からレントゲン像を
取得する必要があるため、
X線からすると常に正面も厚みも変動するわけです。

X線源と正面から向き合う角度の時は
おへそから背中が厚みでも、そこから90度程回転すると、
X線から見た時の奥行(=厚み)が肩幅になってしまいます。

つまり、X線CTの透過力の議論で
厚みと呼ばれているのは、
サンプルを360度回転させた時、
透過距離が最長になる部分のことです。

TomoScopeにおける透過厚みの目安は
鉄で40mm(225kVの場合)なので、
円柱ならΦ40mmまで、
立方体なら1辺が28mm(対角線が40mm)程度までの
測定物であれば透過できることになります。


最後になりましたが、先週のメルマガでも
お伝えしておりますように
TomoScope XSのデモ機がついに立ち上がりました!

ご興味ございましたら是非お問合せください。

今週も最後までお読み頂きまして
ありがとうございました。

それでは皆様、ごきげんよう。


--
佐藤

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