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ROI局所CTについて

発行：エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「測定の新常識！？SOLがお伝えするノウハウ！」
2018年8月29日号　VOL.064

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皆様こんにちは、営業技術グループの並木です。
本日の『なみきごと』は長いです～

・－・－・－なみきごとー・－・－・

８月です。とある用事（もちろん仕事です！）で、ドイツのWerth社まで
行ってきました。

え？並木さん、Tropel（FlatMster）担当じゃないの？と思われるお客様も
いらっしゃると思います。普通に電話対応しております！

現在はWerth社製の測定機の担当です。従って、ドッ、ドイツに行きました。

ドイツも30度まで気温は上がりますが、蒸し暑くなく、蝉の声もしません。
並木の食事は下記のようなローテーションでした。
朝はクロワッサン、生ハム、ゆで卵、ソーセージとオレンジジュース
昼はカツレツ（またはパスタ）、山盛りポテト、サラダ、炭酸水
夜はシリアル、ヨーグルト、オレンジジュース　　　　痩せるはずもなく。

ドイツではX線CT三次元測定機をお借りしてサンプルをスキャンしました。
測定を待つサンプルがわんさかあって驚きました。ドイツ本国のサンプル
だけではなく、フィンランドやイタリアからのサンプルもありました。
小さなのものから大きなものまでバライエティに富んでいました(@-@)

ドイツの皆様、優しい眼差し（子供でも見るかの様な…）と声掛けがあり、
無事にスキャンを終えることができました。


少し長くなってしまったので、今回のテーマはコンパクトにします。
今回のテーマはROI（Region Of Interest）局所CTです。

ROI-CT機能はWerth社製X線CT三次元測定機TomoScope特有の特許です。

一般に、視野に収まらないワークをCTスキャンに掛けると、3次元に
再構成する情報が不足するため、アーチファクトと呼ばれるノイズが多く
発生し、鮮明な画像が得られません。

局所CT機能は、初めにワークを大きい視野（低倍率）にてスキャンします。
次に高倍率でより細かく確認したい箇所を指定しスキャンします。

これにより、
高倍率で視野に収まらない部分の情報を低倍率のスキャンデータにより補い、
アーチファクトが少なく、解像度の高いデータが得られます。

この機能は、異なる倍率でのスキャンが必要となる為、各倍率での機械座標と
寸法精度が保証された装置でなければ実現できません。

寸法測定の精度保証を掲げるCTは増えてきていますが、機械座標の保証まで
カバーするCTは、TomoScope以外に例がありません。そのため、ユニークな
機能となっています。

全体のデータも欲しいけど、この小さな領域ではもう少し分解能が欲しいんだ、
というサンプルがありましたら、弊社にご連絡ください。


最後まで見てくださった方々、ありがとうございます！
以上、営業技術の並木でした。それでは☆


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●〇●〇●おしらせ●〇●〇●
下記展示会に弊社エスオーエルが出展致します。
まだ先ですが、お時間が御座いましたら弊社ブースにご来場下さい。
お待ちしております！
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◎展示会情報◎

・JIMA2018（第9回総合検査機器展）
　　　日程：9/26(水)～9/28(金)
　　　会場：東京ビッグサイト東4ホール【J-72】

・JIMTOF2018（第29回日本国際工作機械見本市）
　　　日程：11/1(木)～11/6(火)
　　　会場：東京ビッグサイト東7ホール【E7007】　
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