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2018.10.31

D-0145. 基本に戻ろうシリーズ:全面一括測定 — FN

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基本に戻ろうシリーズ:全面一括測定

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「知って得する干渉計測定技術!」
2018年10月31日号 VOL.145

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 
干渉計による精密測定やアプリケーション例などをテーマに、 
無料にてメールマガジンとして配信いたします。

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皆様こんにちは、営業技術グループの並木です。

今回は、明日11月1日から開催されます、展示会JIMTOF2018に関しての
情報からスタートします!

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・JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)
   日程:11/1(木)~11/6(火)
   会場:東京ビッグサイト東7ホール【E7007】 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブース内で、TomoScopeのプレゼンテーションを実施致しますので、
是非足を運んでください。お待ちしております。

やっぱりなみきごとも書きます。


・-・-・-なみきごとー・-・-・
10月です。急に朝と夜が寒くなりました。
気温差で鼻水がドバドバ出てきます。花粉もゆらゆらと飛んでいるため、
私の鼻と目はキャパシティーをオーバーしております。。。
そして、ここ数年、左の肩甲骨が痛いです。運動不足か何か憑いているか。
来年は健康でありたいと思います。


今回のテーマは【基本に戻ろうシリーズ:全面一括測定】です。

『全面のデータ〇〇万点を一括で取得できます。』というフレーズを
お伝えしております。CCDカメラを使用して測定していますが、接触式と
どれぐらい測定ポイント数で差が見られるのかキチンと計算したことが
ないなと思いました。

計算してみました。小学生の3.4年生でもできる計算です。

使用する装置はFlatMaster40です(Φ40mmまで測定できる平面度測定機)。
使用するサンプルは外径40㎜、内径30㎜のドーナツ型の部品です。
使用するCCDカメラの画素数は500×500です。

CCDカメラの縦横のピクセル数は500です。
ピクセル目一杯を使って部品を映します。
すると、1ピクセル当たり0.08mm/pixel(40mm÷500pixel)となります。
これはちょっと脇に置いておきます。※1

CCDカメラの総ピクセル数と全面積を求めます。
CCDカメラの総ピクセル数は500×500=250000pixelです。
また、面積はCCDの横(若しくは縦)で40mmの外径を全て捉えるとすると、
40×40=1600㎜^2と考えます。

外径40mm、内径30mmの部品では、
面積は、(40/2×40/2×π)-(30/2×30/2×π)≒549.5mm^2です。

簡単な比での計算します。部品の総ピクセル数をXとおくと、
1600mm^2:549.5mm^2=250000pixel: X pixel
X≒85859pixelとなります。
FlatMasterにて取得できるデータ数は約86000点です。※2

では、接触式ではどうでしょうか?
部品の中心部を円を描くようになぞってデータを取得します。
円の直径は35mmなので、円周の長さは35×π=109.9mmとなります。
※1で求めた、1pixelあたりの大きさは0.08mmなので、
109.9mm÷0.08mm/pixel=1373.75pixelとなります。

FlatMasterでの取得点数86000点と、接触式での取得点数を1374点を比較すると、
約63倍もデータ点数が多いことがわかります。

計算することで、全面を一括で取得できることのありがたさを改めて認識する
ことができました。

こつこつと一つ一つ計算していくことも必要なんですね。
次回は、来年になります。
今年中にお会いする方もいらっしゃると思いますが、お会いできない方の方が
多いと思いますので、ご挨拶しております。
今年もありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
以上、営業技術の並木でした。それでは☆


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