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2020.10.07

B-0090. 番外編:【英語で会計学】財務諸表って? — AT

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番外編:【英語で会計学】財務諸表って?

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」
2020年10月7日号 VOL.090

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

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こんにちは。営業の高鍋鮎美です。

今回のメルマガでは初めてのテーマ「英語で会計学」をお届けします。


これまで私のメルマガではたまに番外編で英語について書く事がありました。

「測定機」に直接関係しませんが、一応海外メーカーとやり取りをする営業という事で、
業務との関連性がゼロではありませんでした。

しかし、ついに英語で会計学という事で、だいぶ脱線している感はありますが、、、
最近勉強したテーマで結構実務にも役に立つことも多いので、
本日は少しその触りだけでもお届けしたいと思います。


まず、
「会計学」と書きましたが、私がやったのはその基礎編で、

「財務諸表」について構成や各項目の意味を理解して、
決算書から会計的にその会社の状況を想像してみるという段階です。


では早速、構成要素からご紹介します。



財務諸表(Basic financial statements)は主に以下の4つから構成されます。


1.貸借対照表(Balance Sheet, B/S):
  
  その会社の一定時点での財政状態(financial position)を表します。
  
  対象の期間だけの数字ではなく、会社設立時からの蓄積で、
  例えば、「今会社は現金を幾ら持っているか?」「売掛金は幾らあるか?」
  などが記載されています。

  因みに、英語ではこのように説明されていたりします。

  B/S accounts are called "parmanent acounts" in that they can carry over
    from period to period.



2.損益計算書(Income Statement, I/S):

  日本ではP/Lという言い方の方がよく使われていると思います。
  P/LはProfit and loss statementから来ています。

  幾つか英語での表現はあるようですが、最近はI/Sが多いみたいです。

  これはその会社のその期の経営成績(operating resutls)を表します。

  先程のB/Sと違って、期が変わるとまたゼロからスタートし、
  1年間の収支を集計して、幾ら黒字(または赤字)だったかを算出します。



3.キャッシュフォロー計算書(Statement of cash flows):

  これは現金収支(cash receipts and disbursements)だけに特化しています。

  B/Sでは「ある時点での現金が幾らあるか」は分かりますが、
  逆に言うとそれしか分かりません。

  キャシュフロー計算書は主に以下3つに分類して、それぞれの現金の流出入を示します。

   ・営業活動(Operating activities)
    ・投資活動(Investing activities)
    ・財務活動(Financing activities)


4.株主資本等変動計算書(Statement of stockholders' equity):
  
  これはB/Sの純資産の変動(changes in equity items)を表します。
  
  純資産は大きく以下2つに分かれています。

   ・拠出資本(Contributed capital)という企業運転の元手
   ・稼得資本(Earned capital)という元手をもとに稼いだ分 

  拠出資本は株式を発行して資本金にするなどで、

  稼得資本は上記のI/Sで算出された収益(黒字)または損失(赤字)や
  株主配当などをプラスマイナスして算出されます。

  因みにAmazonは配当が一切ないそうです。
  配当よりも株価上昇でメリットを提示するという考えのようで、、凄いですね。



さて、この4つの構成要素のうち、メインとなるのはB/SとI/Sです。

ではその中身をもう少し見ていきましょう。



・貸借対照表(B/S):
 
 この中の分類としては以下3つです。

   ・資産(Assets)
   ・負債(Liabilities)
   ・純資産(Stockholders' Equity)


 そしてこれら3つは以下の関係性が成り立ちます。

   資産=負債+純資産


 資産はB/Sの左側(借方,Debit)に、
 負債と純資産は右側(貸方,Credit )に書きます。


 資産の内訳としては、
  流動資産(Current assets)と非流動資産(Non current assets)があり、

 流動資産は現金(Cash)や売掛金(Accounts receivable)、棚卸資産(Inventories)など、
 
 非流動資産は有形固定資産(PPE)や無形固定資産(Intangible assets)です。
 
 PPEは販売目的ではないもので、例えば設備などです。
 無形固定資産は特許権(patent)や商標権(tardemark)、著作権(copyright)、
  のれん(goodwill)などが入ります。


 次に負債の内訳ですが、
 大きくは流動負債(Current liabilities)と非流動負債(Non current liabilities)に分かれます。

 流動負債は買掛金(Trade accounts payable)や未払費用(Accrued expenses)、
 前受収益(Unearned revenue)、短期借入金(Short-term notes payable)などがあります。

 非流動負債は長期借入金(Long-term notes payable)や社債(Bonds payable)などです。


 最後に純資産は、先程「4.株主資本等変動計算書」でご紹介した2つで、
 
 拠出資本は普通株式(Common stock)、優先株式(Preferred stock)、
 追加払込資本(Additional paid-in capital)、

 稼得資本は利益剰余金(Retained earnings)、その他の包括利益累計額
 (Accumulated other comprehensive income or loss)などがあります。


 B/Sはこれらの数字からその会社がその時点で「何をどの位持っているか?」
 を表します。



・貸借対照表(I/S):
 
 I/Sは家計簿のようなイメージです。

 収益(Revenues)や費用(Expenses)が発生する度に、
 「何でいくら儲けて、何で幾ら使ったか」を項目毎に仕分けしていき、

 最後に大きな項目でまとめて
 「結局、1年の終りに幾ら残った(または足りない)か」を表すものです。

 ざっくりと、
 売上から原価を引いて粗利益、
 粗利益から販売費及び一般管理費を引いて営業利益、
 営業利益に特別利益や費用、税金をプラスマイナスして最終利益が出るイメージです。

 この最後の利益がRetained earningsとなって、
 B/Sの利益剰余金に加わります。

 毎年黒字だと、この利益剰余金がその分溜まっていきます。
 
 因みに株主への配当はこの利益剰余金(R/E)から出るので、
 正確に言うと以下のようになります。

 前期末のR/E + 今期の利益(または損失) ー 今期の配当 = 今期末のR/E



以上が主要な財務諸表の概要です。


ある会社で何かイベント(新製品が大ヒットしたなど)があると、
前年に比べて結構財務諸表の幾つかの項目は数字が大きく変わっていたりする事があります。

また同じ業界の会社で財務諸表を比べると、
その会社の特徴や戦略を想像したりも出来るそうです。   


まだまだやっと基礎編を終えたところなので、
またもっとお役に立てそうな情報が整理出来たらメルマガでも配信したいと思います。



今週も最後までお読み頂きありがとうございました。


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A.T

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