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2018.03.07

B-0059. 2017年度の総括 — AT

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2017年度の総括

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」
2018年3月7日号 VOL.059

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



こんにちは。営業の高鍋鮎美です。

早いもので、もう3月です。
期末でお忙しい方も沢山いらっしゃると思います。

弊社も3月期末でして、1年の振り返りをしている今日この頃です。

今回は2017年度の総括ということで、この1年で出た新製品や新機能、
各業界の動きなどをお伝えしたいと思います。


【Tropel関連】

 前年に引き続き、本年も半導体関連で沢山お引き合いを頂きました。

  半導体業界は近年、スマートフォンの高性能化や動画配信の普及、
 IoTの活用やAIの進化などで、益々の需要が見込まれています。
 
 よく半導体業界は「シリコンサイクル」と言われ、
 4年毎に景気が浮き沈みする産業だとされてきましたが、
 昨年辺りから「スーパーサイクルに入った」という話が多く取り上げられ、
 暫くは好景気が継続するとの見方が強いようです。
 

 また2017年度は例年に比べ、機械部品の平面度測定のお話が多く、
 新しいアプリケーションにも恵まれました。
 
 これまでTropelというと、FlatMasterという平面度だけを測定する装置で
 皆様にご認識頂いていたと思いますし、実績もダントツでNo.1でしたが、
 最近は、MSPという平面度・平行度・高さを測定する装置の実績も増えました。

 MSPはレーザーの周波数を微小に変化させることでフリンジスキャンをする
 というマニアックな装置ですので、ポテンシャルは確かに高いと思うのですが、
 どこにニーズがあるのか、長年謎でした。

 2017年度は有難いことに、MSPの良さを活かして頂けるような
 高精度な高さ測定を必要とされているお客様に出会い、
 弊社社員も改めて装置の良さや特徴、癖を深く学ぶきっかけを頂きました。

 こういったお客様に出会えることは本当に感謝です。

  
【Werth関連】

 X線CT装置、三次元測定機の分野では、
 特に2017年度は三次元測定機VideoCheckの新規のお話を多く頂きました。

 日本には国内の大手三次元測定機メーカーさんが複数ありますので、
 あまりドイツのWerth社製三次元測定機は市場開拓出来ていなかったのですが、
 最近は海外絡みで、Werth社製品の性能の高さをお聞きになり、
 お問合せを頂くというケースが増えて来ました。


 また、弊社がここ何年も注力しているX線CT装置業界は、
 近年、お客様からの認知度が上がっている一方で競合他社さんの参入もありました。

 おそらく、今後益々、

 「短時間」「高精度」「非破壊」「人によるバラつきなし」「3D管理」

 というキーワードが強く求められる流れの中で、X線CT装置は、
 開発現場さん、品質保証の現場さんで、特にお役に立てるだろうと予測しています。

 そんな中、TomoScopeは価格帯が群を抜いて高いので、
 競合他社さんではなく、TomoScopeを選んで頂けるような差別化が
 弊社にとっては重要課題なのですが、

 そのうちの1つとして、「技術的な差別化」に取り組んでいます。

 X線CT装置は3Dのデータから色々なことが出来ますので、
 お客様によって活用のされ方は様々です。

 特にTomoScopeは、X線CT装置の中でも「マニア向け」「じゃじゃ馬」と
 言われる位、ソフトウェアもハードウェアもパラメータや調整箇所が沢山あって、
 一見すると扱いにくい装置だなと感じると思います。

 しかし逆に言うと、装置の特長を理解して最適化してあげれば、
 他の装置では出来ないような結果を取得出来るケースも多くあり、
 専門性や技術力が問われる装置なのかなとも思います。

 弊社の社員は、出来るだけTomoScopeの原理や構造を理解し、
 またお客様のご要望や運用のイメージも伺いながら、
 ご導入前のご評価に真剣に取り組みたいと思っています。

 更にご導入下さったお客様がきちんと装置を活用して頂ける様、
 ノウハウの伝授や技術的見解、メンテナンスや不具合対応などのサポート力を
 もっともっと伸ばしていきたいと思っています。


 また、技術的差別化に取り組む一方、やはりコストは大事な問題ですので、
 こちらの対応も進みました。

 既存ラインナップの値下げという訳ではないのですが、
 コストを抑えた小型モデルTomoScope XSが発売開始になりました。

 他にもOnTheFlyという最短2分でスキャンとデータ取得出来るような機能も
 この1年の進化です。


 弊社でも最新モデルのデモ機を導入してご評価頂ける体制になっていますので、
 もしご興味がある方はお問合せ頂ければ幸いです。 


今週も、最後までお読み頂いて、ありがとうございました。 


--
A.T

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