logo

logo

メールマガジン・新着情報一覧

  1. TOP
  2. メールマガジン・新着情報一覧
  3. B-0046. 番外編:英語の可算名詞・不可算名詞 — AT

2017.02.15

B-0046. 番外編:英語の可算名詞・不可算名詞 — AT

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 
 
番外編:英語の可算名詞・不可算名詞 
 
発行:エスオーエル株式会社 
https://www.sol-j.co.jp/ 
 
連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」 
2017年2月15日号 VOL.046 
 
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 
無料にてメールマガジンを配信いたしております。 
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 
 
 
 
こんにちは。営業の高鍋鮎美です。 
 
今回も番外編ということで、英語の名詞の数え方について 
書いていこうと思います。 
 
英語を学習されている中で「可算名詞」「不可算名詞」という 
言葉を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。 
 
これは、その名詞が数えられるか、数えらえないかという意味ですが、 
日本語を話す私達にとっては、あまりピンと来ないと思います。 
 
しかし、過去のメルマガでも書いたかもしれませんが、 
英語は単語選びで細かなニュアンスまで表現する言語です。 
 
その際にイメージしている名詞が 
1つなのか、複数なのか、それとも抽象的な概念を話しているのか、 
相手に正確に伝える必要があります。 
 
その為の一助として、名詞の可算と不可算を整理していきましょう! 
 
 
まず、意外と知られていないのが、辞書での表記です。 
 
英語の辞書で名詞の単語を引くと、 
上の方に四角で囲まれたCかUという記号が表示されますが、 
これが可算か不可算かを表しています。 
 
C:Countable 数えられる=可算名詞 
U:Uncountable 数えられない=不可算名詞 
 
初めて使う名詞は辞書で確認するのが安心です。 
 
 
では本題です。 
 
名詞の分類は、以下の5つがあります。 
① 普通名詞 
② 集合名詞 
③ 固有名詞 
④ 物質名詞 
⑤ 抽象名詞 
 
この中で可算名詞は①と②、不可算名詞は②③④⑤となります。 
②はその単語の意味によって数えられたり、数えられなかったりが変わる 
という一番厄介なグループです。 
②はややこしいので一番最後にご説明します。 
 
 
まず、①の普通名詞です。(可算名詞) 
普通名詞とは、一定の形がある人や生物、物などのことで、 
数えらえるので単数形と複数形があります。 
「いわゆる名詞」で1つだったら単数形、2つ以上だったら複数形(+s)です。 
 
 例:I have a pen.He has 2 pens. 
      (私はペンを1本持っています。彼はペンを2本持っています。) 
 
  解説:ここではpenとpensが普通名詞です。 
    私はペンを1本持っているから単数。彼は2本持っているから複数です。 
     
    普通名詞はpenの他に、apple、book、cat、dogなどで、 
    馴染みのある単語が多いと思います。 
 
    ただ、1つだけ注意事項があります。 
    それは普通名詞の単数形はは必ず前にa/the/myなどが必要という点です。 
        「I have pen.」とは言えないので注意です。 
     
      
次に③の固有名詞です。(不可算名詞=複数形にはならない) 
固有名詞とは、特定の人、土地、建物、山や海などの名称のことで、 
大文字で書き始めます。 
 
 例:I went to Germany to visit Werth . 
      (私はベアトを訪問する為にドイツに行きました。) 
 
 解説:ここではGermanyとWerthが固有名詞です。 
    固有名詞は大きく以下の3つに分かれます。 
 
 1. 普通の固有名詞 
  ・人や国、地域などの名前(Japan、Tokyo、Mt.Fuji) 
  ・公共建造物の名前(Tokyo University) 
    ・月や曜日など(January、Monday) 
  ・天体名(Mars) 
 
 2. theをつける固有名詞 
  ・山脈や海洋の名前(the Alps、the Pacific Ocean) 
  ・新聞名(the New York Times) 
    ・公共建造物(the White House、the British Museum) 
    ・複数が意識される国(the United States) 
    ・~さん一家(the Smiths) 
 
  3. a/anをつける固有名詞 
  ・~のような人 
      He is an Einstein.(彼はアインシュタインのような人です。) 
  ・~という人 
   A Ms.Smith came to see you.(スミスさんという方が会いに来ました。) 
 
 
さて、次は④の物質名詞についてです。(不可算名詞) 
物質名詞とは決まった形を持たない物質の名前で、数えられないので 
複数形にはなりません。 
 
 例:We can not live without water. 
      (私達は水なしでは生きられません。) 
  
 解説:ここではwaterが物質名詞です。 
    他にはmoney(お金)、rice(お米)、bread(パン)、salt(塩)、tea(お茶)、 
    coffee(コーヒー)、milk(牛乳)、wine(ワイン)、butter(バター)、 
    cheese(チーズ)、air(空気)、gas(ガス)、oil(オイル)、liquid(液体)、 
    gasoline(ガソリン)、soap(石鹸)、gold(金)、wood(木材)、rain(雨)、 
    snow(雪)などがあります。 
 
    これら物質名詞はこのままでは数えられないので、 
    単位や容器の数を付け加えて量を表現します。 
 
    ・a glass of water(グラス1杯の水) 
    ・two cups of coffee(コップ2杯のコーヒー) 
    ・three slices of bread(3切れのパン) 
    
        この場合も物質名詞は複数形にはならないので要注意です。 
 
 
次は⑤の抽象名詞です。(不可算名詞) 
抽象名詞とは物事の性質や状態、動作など決まった形のない抽象的概念を 
表す名詞で、数えられないので複数形にはなりません。 
 
 例:Knowledge is power.(知は力なり) 
 
 解説:ここではknowledgeとpowerが抽象名詞です。 
    抽象名詞は以下の5つに分類されます。 
  
 1. 性質: 
     kindness(親切)、honesty(正直)、bravery(勇気)、beauty(美しさ) 
     happiness(幸せ)、など 
    
 2. 状態: 
   love(愛)、peace(平和)、freedom(自由)、friendship(友情)、life(生命)、 
   health(健康)、truth(真実)など 
 
 3. 動作: 
   movement(運動)、advice(助言)、driving(運転)、flight(飛行)、 
   success(成功)、stay(滞在)など 
 
 4. 学問: 
   science(科学)、physics(物理学)、mathematics(数学)、sociology(社会学)、 
   philosophy(哲学)など 
 
 5. 運動: 
   tennis(テニス)、baseball(野球)、soccer(サッカー)など 
 
 
さて、後は残すところ②の集合名詞のみです。 
 
集合名詞とは、人や物の集合体を表す名詞です。 
上記の4分類とは違い、場合によっては可算名詞(1つなら単数、2つ以上なら複数)、 
場合によっては不可算名詞(複数形にはならない)のどちらも該当します。 
 
この「場合」というのは3つに分類されますので、以下に整理してみます。 
  
 1. 単数・複数両方の扱い方がある場合: 
 
   例:My family are all very well.(我が家は皆元気です。) 
         My family is very large.(我が家は大家族です。) 
      
   解説:ここでは同じfamilyという名詞を最初の文では可算名詞として、 
      後の文では不可算名詞として使っています。 
      これは最初の文が家族個人個人に焦点を当てているのに対して、 
      後の文では家族を1つのまとまり(集合体)として捉えているからです。 
   
   このようにイメージする意味によって可算か不可算かが変わる集合名詞は、 
   他にこのような単語があります。 
 
   team(チーム)、staff(スタッフ)、audience(聴衆)、class(クラス)、 
   nation(国民)、public(大衆)、committee(委員会)など 
 
 2. 常に複数扱いの場合: 
 
   例:The police start an open search for the criminal. 
         (警察はその事件について公開捜査を始めました。)  
 
   解説:ここではpoliceが集合名詞で、常に複数形です。 
 
   他には、people(人々)、cattle(牛)、vermin(害虫)、nobility(貴族)などです。 
   これらは常に複数扱いなので、名詞にs(NG:polices)は付きませんし、 
   この名詞が結び付く動詞にに三人称単数形のs(NG:The police starts)も付きません。 
    
   もし警察官1名を意味したい場合は、policemanやpolicewomanという 
   普通名詞を使います。 
      
      
 3. 常に単数扱いの場合: 
 
   例:All furniture was carried out. 
     (全ての家具は運び出されました。) 
 
     解説:ここではfurnitureが集合名詞で、常に単数形です。 
 
   他には、baggage(手荷物)、clothing(衣類)、food(食べ物)、machinery(機械)、 
   merchandise(商品)、produce(農作物)などがあります。 
   これら単数扱いの集合名詞は不可算名詞に分類され、 
     名詞にs(NG:baggages)は付きませんし、数えられないのでa/an(NG:a baggage) 
   にもなりません。  
     そして、この名詞に結び付く動詞は単数形(All furniure was)になります。 
 
 
自分でまとめててもややこしいです。 
おそらく全部を覚えるのは無理なので、こういった分類があるということを 
ご理解された上で、こまめに辞書を引くのが一番良いと思います。 
 
 
 
今週も、最後までお読み頂いて、ありがとうございました。 


--
A.T


☆TomoScope専用HPがリニューアルオープンしました☆

一覧に戻る

お問い合わせ Contact

048-441-1133

お問合せフォーム