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2009.10.13

A-0002. TomoScopeの概要 — TT

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TomoScopeの概要

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「X線CTで高精度寸法測定!?」
2009年10月13日号 VOL.002

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

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X線CTで高精度寸法測定を可能にした、TomoScope をご紹介しております。

産業分野において,隠れた部分の測定やリバースエンジニアリングのための
全体形状測定にX線CTを利用するという考えは今までもありました。
しかし,問題点として、

  ・測定時間が膨大にかかる
  ・測定精度が悪い
  ・測定精度を規定できない
  ・設備が大がかり

といった事情のために、十分目的を果たすことが難しく、
現場の要求を満たす装置の開発が望まれていました。

上述の問題を克服すべく、ドイツWerth社(ベアト社)が独自の技術により開発し、
現場で使用されているのが、マルチセンサ式X線CT三次元測定機TomoScopeです。



☆ 簡単操作
測定物を回転テーブルに載せ、扉を閉めて、スタートボタンを押すだけで、
測定からCAD比較を含めた解析まで自動で行わせることが可能です。


☆ 短時間測定
測定から解析までを15~30分で完了させることができます。
CTの再構成では、膨大な量のデータをもとに連立方程式を解く必要があります。
TomoScopeは、

  ①連立方程式を測定しながら順次解いていく。
  ②8台の高性能コンピュータを連結したクラスタが計算を実行する。

といった工夫により,短時間測定を実現しました。


☆ 高精度測定・精度保証
今までのX線CTでは、原理的な問題のために、
精度はせいぜい数十μmが限界であり、精度保証もできませんでした。
TomoScopeは、三次元測定機をベースとしたマルチセンサ式測定機であり、
コンピュータ上に再現された三次元形状の測定結果が、すでに正確なXYZ座標を持っています。
これにより、数μmの精度が実現でき、保証することもできます。


☆ ラスタトモグラフィ
測定物を数回に分割してスキャンし、
最終的に全てのスキャンデータを再構成する機能です。
三次元測定機がベースとなっているTomoScopeならではの機能であり、
大きな測定物や高倍率の測定を可能にしました。

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高野智暢

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