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2024.01.24

E-0153.WinWerth オフライン再構成— AK.T

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WinWerth オフライン再構成

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」
2024年01月24日号 VOL.153

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

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こんにちは。営業技術の田井野です。


もう1月半ばを過ぎましたね。
地震による被害に遭われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。

悲しい出来事から新年スタートとなってしまいましたが、
本年、皆様が心穏やかに過ごせる1年になることを願っております。


私事ですが、私の夫は他(私)称防災グッズマニアで
必要なものは一通り家に保管しているらしいのですが、
家に居ることが多い私が、何が何処にあるのか、
ほとんど把握しておりません。

大、中、小、のキャリーケースに分けて整理しているらしく、
何かあったら小、を持って逃げろ!と言われていた気がするのですが、
その記憶すら怪しいです。
これを機に、災害が起きた時にどうしたらよいか、家族で
真面目に話し合いたいと思います。



さて、本題に入ります。
今回は、「WinWerth オフライン再構成」についてお話します。


CTスキャンにおける再構成とは、
測定対象物を360度回転させながら取得したX線透過画像を解析し、
3次元のボリュームデータ(対象物の断面画像)を得ることを指します。

再構成は分解能が高いほど、
再構成を行う領域が大きいほど、処理時間が長くなります。


再構成の領域は、
X線照射時にモニターに映し出されている1枚の透過画像から
領域を囲うように指定します。
1枚の透過画像からでは領域の判断は難しく、
対象物を回転させて、
どの方向でも対象物が領域からはみ出していないか再確認、
再調整をします。

然しながら、処理時間を気にするあまり領域を小さくし過ぎて
対象物の形状が指定した領域からはみ出し、一部が欠けてしまっていた!
という問題が発生することも、無くはありません。


こんな時に使用するのが、オフライン再構成です。
取得済のX線透過画像があれば、
領域を再指定し、再構成を行うことが出来ます。


再スキャンすればよい話ではありますが、
対象物が手元にない場合はできませんので、オフライン再構成が頼みの綱です。
この機能に助けられたことが何度かあります。
(*透過画像に対象物全体が入っていることが前提です。)


オフライン再構成、地味な機能で使用する機会はそこまで多くはありませんが、
知っていて損はありません。
頭の片隅にでも、記憶して貰えたら幸いです。


以上、今回は、「WinWerth オフライン再構成」、についてお話しました。


それでは、今日はこの辺で。
最後までお付き合い頂き、有難うございました。


--
田井野

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