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2022.01.26
E-0118. WinWerth Rの測定 — AK.T
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ WinWerth Rの測定 発行:エスオーエル株式会社 https://www.sol-j.co.jp/ 連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 2022年1月26日号 VOL.118 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 無料にてメールマガジンを配信いたしております。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは。営業技術の田井野です。 先日、昨年末に受けた健康診断の結果が届きました。 予想はしておりましたが、年を追うごとに、 色々なところが悪化しております。 特にウエスト周りの増加が酷いです。 ちょっとは運動しないと、と思い、 クリスマスに息子が貰ったトランポリンを、 こっそり飛んでおります。 一般的に5分間のトランポリン運動で、 1kmのランニングに相当すると言われているようです。 確かに数分でも連続で飛ぶと、ヘトヘト、ゼーゼーです。 疲れるけど飛ぶのは意外と楽しいです! ズボラな私が今のところ続けられています。 まだ始めたばかりなので効果の程は分かりませんが、 楽しく運動したいならトランポリン、お勧めです。 さて、本題です。 今回は、「WinWerth Rの測定」、についてお話したいと思います。 Rは立体的な形状のため測定が難しい項目の1つですが、 CTは3次元のデータ取得が出来ますので、 R形状を正確に捉える手段として有効です。 3次元データがあると、R測定手法の幅が広がります。 データ取得後、WinWerthにてどのようにRの測定を行うか、 具体的にご紹介したいと思います。 1. 2次元データから算出 3次元データから、 任意(指定)断面を通る測定部位Rの2次元輪郭データを抽出し、 R部の輪郭のみを領域指定して円を計算し、 円の半径をR値とします。 2. 3次元データから算出 対象領域の3次元データのR部を抽出、 円筒として計算し、円筒の半径をR値とします。 3. 3次元データを1平面に潰して2次元データとし、算出 対象領域の3次元データのR部を抽出、 1平面上に潰して重ね合わせた2次元輪郭データとし、 円を計算し、円の半径をR値とします。 * 円(円筒)の計算は、最小二乗の他、 場合によっては、最小領域、最小外接、最大内接円(円筒)を選択します。 以上、R測定手法の一例となります。 共通する手順として、R部の抽出があります。 R部の抽出は通常、手動で行いますが、 R部と直線(平面)の境界は判別が難しく、 また、僅かな領域の違いで値が大きく変わってきてしまいます。 値がばらつく一因です。 そこで、R領域を自動的に判別する方法として、 CADデータの利用が挙げられます。 CADデータとスキャンデータの位置を合わせた後、 R部のCADデータ(円もしくは、円筒形状)を参照することで、 該当領域を自動判別することができます。 他に、Rの測定に関してはWinWerthオプション機能がございます。 測定できる形状に制限がありますが、 機能を用いることでR領域を自動判別、測定することができます。 以上、今回は、「WinWerth Rの測定」、についてお話致しました。 それでは、今日はこの辺で。 最後までお付き合い頂き、有難うございました。 -- AK.T