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2019.10.30

E-0084. Volume Patch Selection — AK.T

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Volume Patch Selection

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」
2019年10月30日号 VOL.084

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

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こんにちは。営業技術の田井野です。


今回はWerth社製解析ソフト、WinWerthの便利な解析機能の1つ、
「Volume Patch Selection」をご紹介します。

この機能は、対象サンプルのCADを解析に用います。

簡単に言うと、
CADから必要な面を指定することで、指定した箇所のボリュームデータから
局所的に輝度勾配を計算し、形状の境界面を抽出してくれる機能です。
(事前にCADとボリュームデータの位置合わせが必要です。)

特に複合品の解析に有効です。


基本的にボリュームデータからサンプルの形状をSTL化する場合、
全領域で輝度勾配を計算し、値が大きい箇所が境界面となります。

複合品の場合は材質により輝度差がありますので、
輝度が低い箇所は自動的にはSTL化されません。

金属と樹脂の複合品であれば、金属部が対象です。

・・・それでは、金属部以外は寸法測定できないのでは?

いえいえ、STL化する前のボリュームデータから断面輪郭を抽出し
寸法測定が出来ますし、輝度が異なる材質毎にSTL化も可能です。
但し、工程が増え、解析時間が掛かります。

自動的にSTL化されない表面形状を”簡単に”抽出したい、
この要望にお応えできるのが、前述の「Volume Patch Selection」です。

WinWerth上でボリュームデータと
対象箇所のCAD面を選択するだけで表面形状を抽出してくれるので、
手間もほとんどかかりません。

抽出後のデータを用いて、通常通りWinWerth上で
解析(寸法測定等)が出来ます。


私の説明では不十分かと思いますので、
ご興味があればデモにお越し頂き、機能を体感して頂ければと思います。

デモにお越しの際は、是非CADをお持ちください!


今回は、複合品解析に有効な機能、
「Volume Patch Selection」をご紹介致しました。

それでは、今日はこの辺で。
最後までお付き合い頂き、有難う御座いました。


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田井野

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