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2017.05.17

E-0043. Werth セールスミーティング 2017 — MS

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 
 
Werth セールスミーティング 2017 
 
発行:エスオーエル株式会社 
https://www.sol-j.co.jp/ 
 
連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 
2017年5月17日号 VOL.043 
 
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 
三次元測定機やアプリケーション例などをテーマに、 
無料にてメールマガジンとして配信いたします。 
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 
 
 
 
ごきげんよう。営業の佐藤です。 
 
営業は名前を売るのも仕事のうちということで、 
冒頭の挨拶で差別化を図ってみました。 
 
私が通っていた大学では講義の最初と最後や、守衛さんとの挨拶は 
「ごきげんよう」がお決まりだったのですが、普通はあまり使いませんよね。 
でもよく考えると「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」 
「さようなら」「ではまた」など様々な挨拶に置き換えられる便利な一言です。 
 
 
さて、先日ドイツのギーセンにあるWerth社にて年に1度行われる 
セールスミーティングに行ってきました。 
各国の支社や代理店が集まり、前年のレビューや業界動向のシェア、 
ニューリリース情報の発表などが行われます。 
 
今回は、その中から3点重要なニュースをお届けします。 
 
 
1つ目は今回のセールスミーティングの目玉、TomoScope XSです! 
 
「TomoScopeのテクノロジーをコンパクトに」というコンセプトの下、 
開発されただけあって、とても小さな装置です。 
 
装置のサイズだけでなく、コストもぐっと小さくなりました。 
 
その理由の一つが、開放モノブロック管の採用です。 
従来の開放管に比べ、メンテナンス頻度や手間が少ないので、 
ランニングコストが低いのです。 
 
また、今までのTomoScopeと異なり、 
X線管と検出器が固定であったり、ドアが手動だったり、窓が無かったりと 
できるだけ導入コストも抑えられるようデザインされてます。 
 
でも!基本的にTomoScopeを小さくしたものなので、 
従来のTomoScopeシリーズ同様、三次元測定機ベースのCTであり、 
寸法精度保証が可能です。 
 
130kVのX線管搭載で、~100mm程度のサイズまで対応可能です。 
X線管はオプションで160kVにもできます。 
 
装置写真はこちらからどうぞ! 
 
 
2つ目はTomoScopeシリーズ名称変更です。 
 
TomoScope XSの発表に伴い、TomoScopeシリーズのモデル名が変更になりました。 
 
・TomoScope XS (新発売) 
・TomoScope S (旧名称:TomoScope200、デモ機あり)  
・TomoScope L (旧名称:TomoScope HV-compact、デモ機あり) 
・TomoScope XL (旧名称:TomoScope HV500) 
 
装置寸法の小さいものからXS→S→L→XLとなっています。 
HV-compactがコンパクトではないのにcompactと冠しているので紛らわしかったのですが、 
シンプルになり、少しわかりやすくなりました。 
 
ここだけの話、個人的にはMが無いのがもやもやします。。 
(心の声:Small と Largeの間ないのーーー!? Mは?ドイツは中間ていう考え方ないの!?) 
 
共感力の高い皆様は、TomoScope Mなるものは存在しないと覚えてくださったことでしょう。 
※ちなみにドイツのマクドナルドのコーヒーはS・M・Lの3サイズだったような気がします。 
 
 
そして3つ目は高速スキャンオプション「OnTheFly CT」のリリースです! 
こちらは特に生産現場の皆様には待望のニュースかもしれません。 
 
TomoScopeは数百~数千のレントゲン写真を3Dに再構成し、寸法測定を行いますが、 
その性質上、レントゲン写真の取得(スキャン)にどうしても時間がかかってしまいます。 
 
通常のスキャンでしたら、数百のステップで1回転するのですが、 
1ステップごとに静止、撮像。少し回転して静止、撮像。と数百回繰り返します。 
 
ところが、OnTheFly CTは静止することなくスムーズに1回転するため、 
測定時間は最大で1/10まで短縮できてしまいます! 
 
小さな樹脂部品(20個同時)や歯科用チタン製インプラントを 
TomoScope XSでOnTheFlyを使ってスキャンする様子を見学してきましたが、 
いずれもなんと2分程度でした。 
 
翌週行われるドイツの展示会でも同じデモ測定を行うと言っていましたが、、 
早送りの動画と取得済みデータの表示の組み合わせと思われないか心配してしまう 
レベルでした。笑 
 
測定時間が短くなれば、当然測定できる量も増えるので、 
測定数の多いお客様の場合、費用対効果も最大10倍と言えるかもしれませんよね。 
 

現在、OnTheFly CTオプションやTomoScope XSを想定したデモができるよう 
準備中ですので、ご興味のある方はお気軽にお問合せください。 
 
最後になりますが、 
来週24(水)~26(金)、「人とくるまのテクノロジー展2017横浜」に出展します。 
25番ブースにてお待ちしております。 
私は水曜日と金曜日にアテンド予定です。ご来場予定の方は是非お立ち寄りください。 
 
今週も最後までお読み頂き、ありがとうございました。 
 
 
それでは皆様、ごきげんよう。 


-- 
佐藤 

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