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2014.09.03

E-0007. WinWerthで測定できる要素 — AKT

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WinWerthで測定できる要素

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」
2014年9月3日号 VOL.007

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
三次元測定機やアプリケーション例などをテーマに、
無料にてメールマガジンとして配信いたします。

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皆様、こんにちは。
はじめまして。

今月より毎月第1水曜日の連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」を
隔月で担当することになりました。
よろしくお願いいたします。

少し自己紹介します。

生まれは福島の真ん中辺、田村郡三春町という、のどかな城下町です。
この"三春"という名前は、梅・桃・桜の花が一度に咲き、三つの春が同時に訪れるから、
という由来があるそうです。

今は3つ同時に咲く景色は見られませんが、日本三大桜の一つ、滝桜があり、
いつもは閑散とした町中が春は大勢の観光客でにぎわいます。

・・・自己紹介、というか町紹介になってしまいました。

気を取り直して、本題に入ります。

この連載は隔月で担当者が変わりますが、
しばらくは共通してベアト社が開発したソフトウェアについてお話します。

今回は、解析ソフトWinWerthで測定(計算)できる要素、についてです。

WinWerth上でデータを開くと、測定物の形状が無数の点群として3D表示されます。
この点群の中から計算するのに必要な要素(点など)を選択し測定ボタンを押せば、
選択した要素から線、円、平面などの要素が計算できます。

計算できる、すなわちその要素を構成するパラメータが分かるのです。


・計算できる要素
点、線、円、平面、円、球、円筒、円錐、・・・など。


・パラメータ
位置座標、方向(角度)、直径/半径、形状ばらつき、・・・など。


ここで、形状ばらつき(FT)、というのは計算された要素と、
計算するのに選択した形状の中で一番はずれた内側の点と外側の点、
それら2点の距離 になります。

幾何公差でいうと、
線の場合は真直度、平面の場合は平面度、球の場合は真球度、という具合です。

分かりにくいので、具体的な例をあげてみます。

たとえば、ペットボトルのフタ。

フタ上面の平面度を測りたい場合、計算要素は"平面"になります。

対象の点群データからフタ上面を構成する1点をマウスクリックし、
計算に必要な要素を選択します。
測定ボタンを押すと、選択した要素から対象の平面(フタ上面)を計算し、
平面度がFTとして算出されます。
(同時に位置座標、平面の方向を決める角度、が算出されます。)

フタの直径/半径を測りたい場合、計算要素は"円筒"になります。

対象の点群データからフタを構成する円筒形状の外周1点をマウスクリックし、
計算に必要な要素を選択します。
測定ボタンを押すと、選択した要素から対象の円筒を計算し、
直径/半径が算出されます。
(同時に位置座標、円筒の方向を決める角度、が算出されます。)

このような手順で、測定要素を指定し解析を行っていきます。


ここで、「1点をマウスクリック」と言いましたが、
WinWerthは、その1点が属している形体要素を自動認識しますので、
1点のクリックで 数百~数万点 を一度に選択したことになります。


以上は、WinWerthでできる初歩的な解析です。

WinWerthは様々な機能が備わっており、解析方法は多岐に渡ります!
メルマガを通して、少しずつご紹介していこうと思っております。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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AK.T


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