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2014.06.25

D-0083. 収差ってなに?からのCFPってなんだ? — FN

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収差ってなに?からのCFPってなんだ?

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「知って得する干渉計測定技術!」
2014年6月25日号 VOL.083

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
干渉計による精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

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皆様こんにちは。 
 
(( メルマガ登録会員の皆さまは、エスオーエル名物「○○○ごと」をご覧頂けます! ))


今回のテーマは【CFPってなんだ?】です。


前回5月号のメルマガでは、収差についてお話しました。
まだ収差には色収差というものがあるんです!!!
単色ではなく白色を使ったりすると現れる収差があるんです。
軸上色収差と倍率色収差です。

今回のテーマCFPではこの軸上色収差を使っています。
光は波長によって微妙に屈折率が異なるんです。
その違いによってできる収差であり色収差と呼ばれています。

プリズムに自然光があたると、光が7色にわかれてみえますよね。
赤い光はあまり角度がつかずに屈折し、青い光は急な角度で屈折します。
これと同じ現象が凸レンズにも起きているのです!赤い光は青い光よりも
遠いところで焦点を結ぶのです。焦点が一致しないからぼける。

上記のことを計測に使用しているのが、
Werthの ☆CFP = Chromatic Focus Probeです☆

CFPは、白色光を軸上色収差を持つ対物レンズにて集光させると、
波長(色)によって焦点を結ぶ距離が異なるのを利用したセンサーです。
焦点位置が物体の位置と一致する波長だけが反射されて返ってくるのです!

WerthのCFPは光ファイバーによって
光源から導かれた白色光がプローブヘッド部にて集光されます。
光の波長に応じて、δmin ~ δmax の間で焦点を結びます。
測定面から反射した光は、プローブヘッドから再び光ファイバーを通って、
分光器に送られます。分光器では、反射光の波長を読み取ります。
センサー自体は、装置XYZ軸から座標を認識していますので、
その座標値と波長から換算したδmin ~ δmax の間の距離を合わせて、
測定点の座標を測定します。

特徴は
①表面の性質とは関係なく測定可能
②高反射率で吸収性のある透明な物質でも測定可能
③高アスペクト比のものでも測定可能
④レンズの表面測定に適しています♪
⑤簡単に、非破壊で高精度に測定可能!

収差は悪い奴だ!!!と思っていましたが、
弊社でご紹介している測定機のプローブで使っていたとは・・・
収差も見るところを変えれば悪い奴でもなさそうですね(汗)


 今回も最後まで弊社メールマガジンを読んでくださった方々、
 本当にありがとうございます!
 今後も、メルマガを配信します♪ 楽しみにし下さいね☆★
 次回のメールマガジンにてお会いしましょう!


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F.N

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