logo

logo

メールマガジン・新着情報一覧

  1. TOP
  2. メールマガジン・新着情報一覧
  3. B-0123. 番外編:【英語】「見る」をニュアンス毎に使い分け — A.T

2023.07.05

B-0123. 番外編:【英語】「見る」をニュアンス毎に使い分け — A.T

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

番外編:【英語】「見る」をニュアンス毎に使い分け

発行:エスオーエル株式会社
https://www.sol-j.co.jp/

連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」
2023年7月5日号 VOL.123

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などを
テーマに、無料にてメールマガジンを配信いたしております。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



こんにちは。営業の高鍋鮎美です。


今回は英語の「見る」という表現について、まとめてみます。

日本語では、あまりそのニュアンスの差を気にする事なく、
目から得られる情報は大概「見る」という動詞一つで表現出来ますよね。
それが、英語になると、look、see、watchなど色々な動詞が出てきます。

この3つの動詞以外にも、「さっと目を通す」「じっと見つめる」などの意味合いには
また別の動詞やイディオムが使われたりと、結構「見る」一つとっても表現の種類が多いです。

今回は代表的な動詞と私が仕事上でよく聞く表現を幾つかピックアップして
ニュアンスの違いを整理してみます。(各単語の意味は英英辞典を参照します。)


1.look:
 to turn your eyes toward something, so that you can see it.
 (何かの方向に目を向けて見ること)

2.see:
 to notice or examine someone or something, using your eyes.
 (目を使って、誰かまたは何かに気付くこと)

3.watch:
 to look at someone or something for a period of time, 
  paying attention to what is happening.
 (ある時間軸で誰かまたは何かを見て、何が起きているか注意を払うこと)
 
まず、lookについては、
物理的に目を見る物の方に向けて、意識的に「見る」というニュアンスです。
例えば、"Look at this." で「これを見て。」となります。

次に、seeは、
この3つの動詞の中では一番「見る」を無意識にやっているイメージです。
「見える」や「視界に(勝手に)入ってきた」というニュアンスが強いと思います。
例えば、"I saw him yesterday at the station."で「昨日駅で彼を見たよ。」となります。

そして、watchについては、
他の2つとは違い、時間軸がある事がポイントです。
"I watched the TV show."で「そのTV番組観たよ。」となります。
テレビ以外にも、何かの試合観戦や、夕日が沈むのをある時間見ていたりするのもwatchが
相応しいそうです。

※プチ情報:
 「映画を観る」はテレビを観ると同じように時間軸があるので"watch a movie"と言いますが、
 「映画館に映画を見に行こうよ。」と言う時は、"Let’s go to see a movie."の方が一般的です。
 seeになる理由は、映画館に行き、劇場に入れば、その空間では勝手に映画は目に入ってくるから
 という背景があるようで、個人的には「なるほど!」と思いました。


さて、あともう少しだけ役に立つ表現をご紹介します。

資料を読んで議論する場合、全てしっかりと読んでいれば"read"になりますが、
ざっと目を通して、概要だけ理解する事もありますよね。

その時は以下のような表現が便利です。

・look over:
 I looked over the document. (その資料にざっと目を通しました。)

・take a look:
 Take a look at this document. (この資料にちょっと目を通しておいて下さい。)


更にもっと幅を広げる場合は、以下のような表現もたまに見ます。

・read over:
 I read the document over. (私はその書類に一応最初から最後まで目を通した。)

・read through:
 I read the document through. (私はその書類に一応最初から最後まで目を通した。)

※どちらも殆ど同じ意味です。
 敢えて違いを出すと、overは全ての項目に目を通したというニュアンスで、
 throughは最初から最後まで目を通した、というニュアンスになるそうです。

・glance over:
 I glanced over the document. (私はその書類をパッと見ました。)

※glanceの意味が"to quickly look at someone or something."なので
 「ちらっと見る」や「パッと見る」というニュアンスが入ります。


他にも、凝視する場合はstareやgazeを使ったり、
イディオムもまだまだあって、ネイティブの話言葉をよく聞くと、使い分けているなと
思う事が多々あります。(それによってニュアンスに差を出しているんでしょうね。)


今回は、「見る」について私の知る範囲でまとめてみました。
よく使う順に上から書いたつもりなので、ご参考になれば嬉しいです。

 
今週も最後までお読み頂きありがとうございました。

--

一覧に戻る

お問い合わせ Contact

048-441-1133

お問合せフォーム