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2018.11.07

B-0067. X線CT装置と3Dスキャナーの違い — AT

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X線CT装置と3Dスキャナーの違い

発行:エスオーエル株式会社
http://www.sol-j.co.jp/

連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」
2018年11月7日号 VOL.067

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、
無料にてメールマガジンを配信いたしております。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



こんにちは。営業の高鍋鮎美です。


先週木曜日から昨日まで、東京ビッグサイトでJIMTOFが開催されました。
弊社ブースにお越し下さいました皆様、ありがとうございました。


さて、展示会に出展をしていると、お客様から様々なご質問を頂きます。


特に今回はX線CT装置TomoScopeをメインで展示していたこともあり、

「CTって3Dスキャナーと何が違うの?」

というご質問を度々頂きました。


確かにCTをご説明する時、

「サンプルをスキャンして3D形状を取得します。」と言っているで、
使っている単語は同じですし、混同し易いですね。


そこで今回のメルマガでは、
「3Dスキャナー」と「X線CT装置」の違いについて、ご紹介したいと思います!


それぞれの特徴の話に入る前に、、、

まず、最近これらが注目されるようになった背景として、
「3Dプリンターの登場」というのはとても大きいようです。


年々進化しているとはいえ、
「3Dスキャナー」も「X線CT装置」も随分前からありました。

しかし、3Dプリンターが誕生し一気に市場に広がった事で、
サンプルの3Dデータ(ポリゴンデータ)を得られる
「3Dスキャナー」や「X線CT装置」への注目、ニーズがかなり増えたようです。



では、それぞれの特徴や違いについて、まとめていきましょう。



●「3Dスキャナー」:
 
  3Dスキャナーは、サンプルの表面の凹凸形状をスキャンして、
  座標(X,Y,Z)を持った点群データを取得し、
  その複数の点群データから3点で三角形を作るように面貼りをしていき、
  3Dのデータ(ポリゴンデータ)を生成する装置です。

  種類は大きく分けて接触式と非接触式があります。

  非接触の中で最近展示会などでもよく見るのはハンディータイプで、
  小型のサンプルを手軽にスキャンする用途から、
  自動車やバイクなどの大きなもの向きの装置まで様々出ていました。

  価格帯も(勿論仕様に寄りますが)X線CT装置より1桁、2桁お安いようです。


  但し、マイナス面としては、
  
  「スキャナーのプローブ(接触式)や光(非接触式)が届く箇所でないと
   データが得られない。」

  という点が挙げられます。

  奥まっている形状や、微細形状、あとは内部形状も
  一般的に3Dスキャナーでは難しいとされています。



一方でX線CT装置は、と言いますと、


●「X線CT装置」:
  
  基本的にX線CT装置では、装置の中にサンプルをセットします。
  (その為、装置毎にスキャン出来るサンプルの大きさには上限があります。)
  
  装置内のX線管からX線が出て、サンプルを投影したレントゲン像を
  同じく装置内にある検出器に写すという仕組みです。

  サンプルを回転テーブル上で回し、
  360度あらゆる方向からのレントゲン像を取得します。

  この数百、数千のレントゲン像からコンピュータが、
  「元のサンプルがどういう材質でどういう形状だったら、
  全ての角度で撮った時にこれらのレントゲン像は辻褄が合うかな?」

  というのを計算します。

  ※厳密にはコンピュータは材質を見ているのではなく、
   X線の吸収率で見ています。
  
   同じパワーのX線を当てても、材質によって吸収の量が違いますので、
   吸収率が低い(樹脂などの)場合はより多くのパワーが検出器まで届きますし、
   吸収率が高い(金属などの)場合は少ないパワーしか検出器に届きません。


  少し原理説明が長くなってしまいましたが、X線CT装置では、

  「内部のデータも取得している」

  という点が、3Dスキャナーとは違う最大のメリットです!


  3Dプリンターと同じように表面のポリゴンデータも生成出来ますし、
  サンプル内部の観察(ボイド、クラック検出、アセンブリ状態の確認)、
  
  更には「内部の形状測定」も「非破壊」で行えます!  

  
  因みに価格帯は3Dプリンターより1桁、2桁高いですが(MAXで1億円超ですが、、)
  精度は1桁、2桁良い(数μm)です。



「3Dスキャナー」「X線CT装置」それぞれに対して、
様々な特長を持つ装置が各社から出ています。

展示会場はそれらの最新情報を収集するには良い機会です!


弊社は「X線CT装置」を取り扱っていますので、
もしCTに関して情報収集されている方は、ご連絡頂ければ幸いです。  


もしくはこちらのサイトをご覧下さい。
 
精度を保証できる寸法測定用X線CT装置「TomoScope」



今週も最後までお読み頂いて、ありがとうございました。


--
A.T

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