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2016.08.17

B-0041. SiC業界の気になる情報 — AT

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SiC業界の気になる情報 
 
発行:エスオーエル株式会社 
https://www.sol-j.co.jp/ 
 
連載「高鍋鮎美の三次元測定機って何なの??」 
2016年8月17日号 VOL.041 
 
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 
無料にてメールマガジンを配信いたしております。 
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 
 
 
 
こんにちは。営業の高鍋鮎美です。 
 
 
先週、新聞でSiC業界にとって大きな記事がありました。 
 
8月8日付けでディスコさんが「KABRA」プロセスを開発した 
という発表です。 
 
これはSiCインゴットからウェーハを切り出す独自の手法だそうで、 
切り出しに掛かる時間を従来の約1/6に、 
ウェーハ取り枚数を従来の約1.5倍に、 
且つその後のラップ研削を不要にするそうで、 
SiCウェーハの生産性を劇的に向上させられるそうです。 
 
SiCと言うと省エネが期待される次世代のパワー半導体として、 
以前から注目されていますが、 
実用化には当初の計画より時間を要していると言われていて、 
その大きな理由としてコストが挙げられていました。 
 
この新技術は業界にとって大きなプラスになるのだろう 
と期待しています。 
 
 
他にも最近SiCに関して明るいニュースが増えている印象を受けます。 
 
例えばコストにも通じるところでは、6インチ製造が進んでいたり、 
今年5月にドイツで開催された「PCIM Europe 2016」でも 
各社から最新の発表がありました。 
 
電車車両関係では 
東京メトロ銀座線や阪急電鉄、JR山手線などに続き、 
2020年を目処に新幹線でも実用化すると言われています。 
 
また、電気自動車やハイブリッド自動車でも 
幾つかの機能がSiCに置き換わっているそうです。 
 
 
モノづくりの技術革新というのは、 
なかなか外から見ていると分からなくて、 
私個人的には弊社に入社する前は車や電車のモデルチェンジでも 
「形が変わったなぁ」とか「色がかわいいなぁ」位しか 
思っていませんでした。 
 
しかし、実際にモノづくりの最前線で奮闘していらっしゃる 
お客様のお話を聞く機会が増える度に、 
少しずつ製品の中身に目がいくようになり、 
改めて技術の奥深さや技術屋さんの凄さに感動を覚えます。 
 
2020年の東京オリンピックの頃には、 
また別の世の中になっているのだろうと想像しますが、 
SiCも未来を支える大事な技術の一つになりそうです。 
 
 
 
最後に宣伝です。 
 
弊社はCorningTropel社製の平面度測定機を扱っています。 
SiC業界では国内外共にほとんどの主要企業様にお使い頂いています。 
 
1枚30秒で全面一括のTTVやLTV、SORI、WARP、BOWなどを測定します。 
 
プロセス前後で測定して加工法の改善にお役立て頂いたり、 
出荷検査、受入検査でお使い頂いたりしています。 
 
埼玉県にデモ機がありますので是非お問合せ下さい。 
 
 
 
 
今週も、最後までお読み頂いて、ありがとうございました。 


--
A.T

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