当社は埼玉県に本社をおく、測定機の "エスオーエル株式会社" です。 同名あるいは類似の企業名にご注意下さい。

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【 記 事 】

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「X線」ってなんのこと? 
 
発行:エスオーエル株式会社 
http://www.sol-j.co.jp/ 
 
連載「測定の新常識!?SOLがお伝えするノウハウ!」 
2017年10月18日号 VOL.049 
 
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 
X線CTスキャンによる精密測定やアプリケーション開発情報などをテーマに、 
無料にてメールマガジンを配信いたしております。 
 
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 ごきげんよう。営業の佐藤です。 
 
10/4〜6に大阪で行われた展示会に出展してきました。 
東京の展示会とはまた風土が違っていておもしろいですね。 
 
ちょうど中国や韓国では中秋の節句にちなんで10連休近い 
大型連休だったそうで、道頓堀はもはや異国でした。 
 
私は、ちょうど韓国人の友人が遊びに来ていたので、 
一緒にラーメンを食べに行きました。 
 
私と友人は英語に日本語(友人)と韓国語(私)を 
1割ずつくらい混ぜて会話するのですが、 
いかんせん日本語パートは韓国人のカタコトの日本語なので、 
店員さん(日本語を話せる中国の方)は日本語が通じないと思ったようで 
写真つきメニューで指さしながら"This, No.1! This, No.2!" 
とおすすめを教えてくれました。 
 
今更「日本人です」と言うのも申し訳ない気がしたので 
"Thank you!"とにっこりしておきました。 
 
 
さて、今回のテーマは同じようにコミュニケーションの問題というのか、 
言葉の定義というか、そんな感じのお話です。 
 
展示会でいろいろな方とお話しているうちに 
「X線」という言葉が独り歩きしていると感じるようになりました。 
 
「X線」と聞いて想像する技術や装置にばらつきが大きいのです。 
 
では、まずX線とは何か、広辞苑を引いてみましょう。 
 
 
----エックスーせん【X線】---------------------------------------- 
(X-rays)電磁波の一種。ふつう波長が100〜0.1オングストロームの間。 
1895年レントゲンが発見、未知の線という意味でX線と命名。 
物質透過能力・電離作用・写真感光作用・化学作用・生理作用 
などが強く、干渉・回折などの現象を生じるので、 
結晶構造の研究、スペクトル分析、医療などに応用。 
レントゲン線。 
--------------------------------------広辞苑第五版より引用------- 
 
 
というわけで、X線はその特性から様々な技術に利用されているのですが、 
それらの技術や装置が一重に「X線」と呼ばれているので、 
ややこしくなってしまっていたのです。 
 
ここではいくつかご紹介してみましょう。 
CT以外は素人なので、ちょっと怪しいのですが、 
参考程度に軽い気持ちで読んで頂ければ幸いです。 
(※ネットの情報を鵜呑みにしてはいけません!) 
 
 
・X線分析装置 
 こちらはX線をあてると発生する蛍光X線の波長を解析することで、 
 その物質が何か分析する装置です。 
 得られる蛍光X線の波長は原子番号と規則性があるからなのだそうです。 
 
 
・X線スキャナー、三次元スキャナー 
 X線スキャナーはX線CTのことを示すのが一般的ですが、 
 三次元スキャナーという場合にはX線CTの他にも 
 医療用のMRIのことを指すこともあります。 
  
 ちなみにMRIはmagnetic resonance imagingの略で、 
 日本語だと核磁気共鳴画像法と言うそうです。 
 ちょっと怖い字面ですね。 
 高周波の磁場を与えて体内の水素原子と共鳴させるという仕組みで、 
 X線を使った技術ではありません。 
 
 
・X線検査装置 
 検査装置という場合もいくつか考えられます。 
 まずは空港の手荷物検査に使われるような2Dの透過装置です。 
 もう一つはX線CTで3Dのデータを使って検査する場合です。 
 まだ他にもありそうな気もします。 
 
 
・X線回折装置 
 こちらはX線の回折する性質を利用して、結晶構造の研究に使われます。 
 例えば鉛筆の芯とダイヤモンドは原子レベルでは同じ物質ですから 
 X線分析装置では区別が難しそうですが、 
 結晶構造を見れば違いがわかる と言ったところでしょうか。 
 と言っても大きさ次第ですが肉眼で判別できそうなものですが。 
 私はもちろんきらきらしてる方が好きです。笑 
 
 
・レントゲン写真 
 病院や、健康診断、歯医者さんで御馴染みですね。 
 X線をあてて物質や人体を透過し、内部を観察できるあの写真のことです。 
 健康診断の「胸部X線」をイメージしてもらえばわかりやすいと思いますが、 
 1つの角度から1ショットです。体を検出器に押し付けて、 
 「はい、じっとしてくださーい」なんて言われてあっという間に終了ですね。 
 
 ネックレスなどの貴金属は外してくださいと言われるのは 
 メタルアーチファクトと呼ばれるノイズの原因になるからです。 
 
 
・医療用CT、歯科用CT 
 レントゲンと同じように透過画像を取得するののですが、こちらは3Dです。 
 体や、歯医者さんの場合は頭部の周りを装置がぐるっと1周して360度分の 
 レントゲン写真を撮ります。これを3Dのデータに再構成します。 
 
 呼吸をしてしまったり、動いてしまうこともありますので、 
 なるべく短時間でデータ取得することにメリットがあります。 
 人間の方を一周させるのも現実的でないので、 
 周り(検出器とX線管)が回ることが一般的だと思います。 
  
 
・産業用CT 
 一般に産業用CTと言われているCTは内部観察を主の目的としたものです。 
 医療用とは違い、サンプル自身が回る仕組みのものが多く、 
 スキャン時間も医療用に比べると長くなります。 
 基本的にCTはレントゲン写真の重ね合わせのため、 
 なるべくブレが少ない方法が望ましいのですが、 
 装置側を高精度に高速回転させるには、膨大なコストを要するので、 
 回しやすいサンプルの方を回します。 
 
 ナノフォーカスと呼ばれる微細なものの観察に使われる高分解能のものから 
 自動車や航空機の大型部品の内部観察に使われるミリフォーカスレベルのもの 
 まで多種多様で、製造メーカもたくさんあります。 
 
 
・寸法測定用CT 
 Dimensional CTとか、DXCT(Dimensional X-ray CT)とも言われます。 
 TomoScopeはこのカテゴリに当てはまります。 
 寸法測定に特化しているCTのことで、まだ製造メーカは多くありません。 
 よりノイズの少ないデータが得られるようハードもソフトも工夫されており、 
 内部観察用のCTと比較するとかなり高価と言えます。 
 もちろん高いだけの理由があるのですが、それはまた今度。  
 
 
TomoScopeの魅力についてはまだまだ語れるのですが、 
今日は長くなってしまったのでここまでにします。 
 
稚拙な分類にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。 
 
X線分析装置やX線回折装置なら知っている!使っている!という方いらしたら、 
是非教えてください。 
 
 
それでは皆様ごきげんよう。 
 
-- 
佐藤 




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